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AEDプロジェクト

突然死を減らす

 AED プロジェクトは年間 7 万人以上発生している病院外心停止に対して、AED の配備や使用方法の普及・心肺蘇生の普及により、多くの人たちを救うためのプロジェクトです。

 病院外での突然死の多くは心臓が原因です。心臓が止まると、人はおよそ 10 分で死に至ります。そして生存率は、心停止から 1 分ごとに 10% 低下します。救急車の到着平均時間が 8 分ですから、何もしなければ、救急車が到着した時点では生存の見込みはかなり低くなっています。

 しかし、AED (自動体外式除細動器) を使用することができれば、生存率は大きく上昇します。AED は、心臓に電気ショックを与え、正常なリズムを取り戻すための装置です。心停止が発見され、AED が使用された場合の救命率は 50% 以上となっています (平成 26 年度消防庁統計)。これは救命措置が行われなかった場合の 4.5 倍以上になります。

 ところが「心停止時点を目撃された人」のうち、実際に AED を使用されたのはたったの 3.6% です。AED の戦略的設置と使用方法の普及が行われれば、年間 1 万人以上、今まで救えていなかった人を救える可能性があります。

 現在、プロジェクトは幾つかの成功事例を持ち、過渡期にあると言えます。私たちが提案した AED の実施率を上げる為の政策・施策・事業が幾つかの先進的な自治体に受け入れられはじました(日経新聞「大学生がロビー活動で政策提言 自治体や議員に 」2015)。ある都道府県においては、県議会で条例が制定される運びになっており、現在パブリックコメントが募集されています。また、AED の政策や普及を推進する財団も設立されました。プロジェクトに関わっているゼミ生は今も AED 実施率向上のための施策を大きく広げていこうと活動しています。

瀧本ゼミ政策分析パートの共同創設者であり、AEDプロジェクトに取り組んだ、吉田昌平さんのインタビュー (前編後編)をぜひ御覧ください。

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